<研修視察報告書(盛岡)>
2023年 5月29日
株式会社 杜リゾート
代表取締役 山家雪雄
日 程 令和5年 5月27日(土)・28日(日)
場 所 盛岡市土渕・外田地区 他
目 的 本年3月に開業したJR東日本田沢湖線「前潟駅」の新設による地域への波及効果の現状と将来への展望、さらに周辺土地所有者らの土地利用の実態調査。
経 緯
①平成9年9月27日付 売主 伊藤某様、買主 吉田某様 他1名 売買契約締結等を始め、これまでに弊社に於いて、地権者 伊藤様、斉藤様 他所有の市街化調整区域内の土地活用依頼業務を遂行して来ている。
②平成17年12月 上厨川土地区画整理事業地販売
清水建設 第二土木営業本部 梅田某様
③平成27年12月17日 10:30 売主 伊東某様 買主 𠮷田某様との間で同市上厨川の土地売買契約の締結をして来ている。
等の業務を行って来ている。
1.都市計画法第34条第11号に基づく条例が令和4年7月1日から改正のうえ施行調査と現地の開発計画との権利関係の調査。
と要件が厳しくなって来たので、「前潟駅」(以下単に新駅という。)開業を契機とする街づくりへの波及効果はほとんど見られず、既存住宅からの通勤としての限定的な土地活用(小規模な戸建住宅が散見された。)の様子と見受けられた。
2.「新駅」を中心としての街づくりのためには、新駅を点として約1km位の範囲内での「市街化調整区域」から「市街化区域」への編入が望まれる。
3.「新駅」周辺が整然と街づくりが出来なかった背景の一つに考えられるのは、ここ数十年間に於いて2回の土地区画整理組合が発足しては解散という最悪の事態を招いて来た過去が負い目となって来ていたためかも知れない。(地元地権者の話し)
4.弊社の地権者の土地は、未だ従来の都市計画法の区域内に存在していて、前述の様に土地利用が条例によって厳しくなってしまった。
この区画内には、①道路が約5mで舗装道路、②上水道、③下水道が整備されている。④義務教育施設としての小学校、中学校の立地も有り、住環境としての好条件が満たされている。
ただ、通学路としての歩道が未整備である。
郊外 盛岡市から西側 秋田県へ走る46号線沿いの動向。
①ロードサイドの店舗は一部の店を除き活気が弱い。全国展開の薬局が目に付く程、元気が良い様だ。
以上