新元号が発表されました。
4月1日、平成に代わる元号は『令和(れいわ)』と発表されました。
『令和』は「万葉集」の「初春の令月にして、氣淑く風和ぎ、梅は鏡前の粉を披き、蘭は珮後の香を薫す。」(安倍総理)という一節から採られたもので、意味は、「令月には、人々が美しく心を寄せ合う中で文化が生まれ育つという趣旨が込められている」との由、とてもリズム感が良く未来へ向けて好感が持てますね!!
私の好きな古典の一節は、中国の書家・歌人等が曲水の席で詠んだと言われる王羲之(おうぎし)(303~361)の蘭亭序(らんていじょ)(書道史上最も有名な書作品)にも『天朗気清、恵風和暢(意味は、ほがらかに清く暖かな風が吹いて穏やかになり心を満しています。』と謳われている。この本にも「清い風」とともに「和」の漢字に好感しています。改めて漢字文化の重さと言葉や文化の深さを感じてその余韻に浸っています。『ありがとう美術館』(参照)