<コロナ禍の中の不動産の動向>
Ⅰ【 コロナ禍の中の不動産の動向 】
1.コロナ禍の中での「断捨離」とも言える不動産の買い取りの相談が多くなって来ています。
今月の8月頃からです。
当社に於いて既に3物件を買い取らせていただいた。
1)うち1件はマンションですが全部リフォームのうえ再販することが出来ました。
2)2件目は郊外の農家の方の相続人より取得したが、売却したいとの意向の物件です。世の中は不思議でして取得直後に購入したいという人が現れて、この家を利用して「軽食と喫茶店」に活用したいと希望している人です。
しかし、この家は建築基準法上の接道要件を満たしていないため実測し、公道から敷地に通行出来るように道路工事等を進めて来年3月末日までには完成引き渡しを予定しています。
3)3件目は、郊外の広場の土地約5000㎡(1515坪)の日当たりの良い土地です。(苗木用地利用地)
当社には元々より「林業部」があり(ほとんど採算が取れない)これまでに川崎町森林組合員の会員として柴田郡川崎町大字本砂金外に53筆、総面積904,998㎡(27万4242坪)「東京ドーム約20個分」の山林(一部共有=森林組合に業務委託)等をして一企業として「気候変動」「地球温暖化対策へ貢献」して来ております。
(H9年3月当時の店舗の写真で、青色で「林業部」とある。旧本社の写真で、現在はこの向かい側の自社ビルで営業中です。)
2015年12月12日のパリ協定(COP21)の合意発表前からです。これまでも現地の人にアルバイトという形で様々な対応をしていただいております。木材を売却した代金から人件費、アルバイト料を控除して精算し残金をいただいて来ています。伐採後に杉・松・桧の植林のみでは事業性としての採算が取れません。地元の方を採用する等をして独立して事業が成り立つ様計画して参ります。不動産会社として社会的課題の過疎化での人口減少で困難な地域に新たな産業育成、生活水準維持にも取り組んで行きます。
地方の生活維持が持続的な都市部の「賃貸マンション」の経営と密接に関係していると考えています。
それは「仙台法経専門学校」、「東北学院大学」(いずれも法学部ゼミ含む)での非常勤講師を経験したことで、多くの学生さんは東北地方の在住の方々で、当然に賃貸住宅に住んで仙台の地で学んでいることがその証左です。不動産会社はこれまでのとおり専業の基盤にいささかも変更はありませんが世界で未だに「新型コロナウイルス」「オミクロン株」等の変異株に対応が出来ていない全人類の共通の課題でもあります。ウイルスの特徴は都市部で人々が密になる所に源があります。幸いにして弊社は東北大学の農学部とも深い縁が元々あり、諸先生方への研究材料の提供を通じて社会貢献の一助に努めて行くためです。
従って答えの一つとしては森林伐採や間伐後の土地活用方法は、地形・地質でも異なりますがほぼ平坦地には「クロモジ ※1 =クスノキ科クロモジ属」他に二種類(実用新案分類の植物の特許の高い)の植物を含めて植林して行く予定です。当面は苗木育成用に利用します。湿地帯には土盛り(植物の回り1m位)し、それに対応する植物を予定しています。(例.ルバーブ等 ※2)
※1 「クロモジは、信州大学の研究によりクロモジから抽出したエキスは細胞へのインフルエンザウイルス吸着を抑制する効果が報告されている(2019年)。
さらには芳香性健胃薬、血圧、神経痛、リウマチ、肩こり、腰痛に加え、自己免疫を高める作用がある。」
人類の多くの健康な体づくりに貢献して行く。
この様にご相談いただいた物件は全て購入させていただきました。
創業して丸30年経ちますが短期間での取得の多さは初めてであります。
また全部手許の自己資金での取得なのでオーナー様に於かれましてはご休心願います。
※2 ルバーブは、中国医学では「大黄」の近縁種として、根、葉が数千年にわたって薬用として利用されて来た。ヨーロッパではハーブとしてジャム等に利用されている。2014年ハーバード大学研究チーム等は、「ガン細胞の代謝に関与する酵素(6-ホスホグルコン酸デヒドロゲナーゼ)の阻害物質 フィシオン等が白血病細胞を48時間で半減させたガン類の細胞の成長を抑制することも示された」とする研究者の論文も発表されている。(細木高志「ルバーブ」等引用)
4)上記3件の他に12月に入って仙台市内の一戸建住宅パークタウン内の話しも出て来て資金準備も万全にして目下もう一人の共有者と協議中です。
これまでにも1億8150万円の物件をも取得して来ましたが、今年は杜の都信用金庫、七十七銀行、大和ハウス、一般人らも含めまして極めて多くの情報が寄せられて来ています。
Ⅱ【 一般ファミリー対象とした分譲マンションの苦戦と40歳代女性を対象とした「1LDKタイプ」の完売 】
これまでの一般ファミリー対象の分譲マンションの売れ行きにブレーキが掛って少々弱含みと言われ始められた。当然ながら全部のマンションでは無く高額で世帯数の多い分譲マンションを意味している様ですが、一方本町二丁目に独身女性で40歳代をターゲットとした分譲マンションは飛ぶ様に売れた様だとの情報が流れて来た。
バブル時代に一世を風靡した不動産会社マルコーの再来か?とも言われ始めた。
ただ当時のサラリーマン層を中心に投機的に高いワンルームマンションではない。(仙台市場について。)
40歳代の独身女性を対象としての分譲のため専有面積が50㎡前後で設備、間取りにも創意工夫が施されていて、自ら住んでもいいし、又、賃貸住宅としての活用でも良いとする視点のようだ!!
これから数棟の建築が仙台中心部で予定されている様です。
今年一年間大変お世話様でした。
来たる年が皆様にとって飛躍できる良き年でありますことをご祈念申し上げます。