<東北学院大学法学部での授業>
12日同大学法学科3年生53名に対し、コース総合演習(企業法務)第1回目の授業を行いました。(一年間毎週金曜日の担当)多くの生徒さんは国家試験である「宅地建物取引士」の資格取得を目標の一つにし、その次に司法書士資格や公認会計士等の各種資格へと進むことでしょう。
青春の一頁に接する事で生徒さんからの様々な夢や希望も寄せられて心が洗われる思いの一助となればと胸を躍らせてスタートを切りました。
例年の場合2、3月が転勤、入学等で動くことが一般的でした。(その割合は約60%)しかし、運送会社の人手不足によってその前後に移動するというのが今年の特徴の様です。
1日に平成に代わる元号は『令和(れいわ)』と発表されました。『令和』は万葉集の「初春の令月にして、氣淑く風和ぎ、梅は鏡前の粉は披き、蘭は珮後の香を薫す。」という一節から採られたもの…意味は、「令和には、人々が美しく心を寄せ合う中で文化が育つという趣旨が込められている」との由。とてもリズム感も良く未来へ向けて好感が持てますね!!
私の好きな古典の一節は、中国の書家・歌人等が曲水の席で詠んだと言われる王羲之(おうぎし)(303~361)の蘭亭序(らんていじょ)(書道史上最も有名な書作品)にも『天朗気清、恵風和暢(意味は、ほがらかに清く暖かな風が吹いて穏やかになり心を満たしています。』と謳われている。この本にも「清い風」とともに「和」の漢字に好感しています。改めて漢字文化の重さと言葉や文化の深さを感じてその余韻に浸っています。