<『平成』最後の年>
今年は、昭和、平成そして5月1日からは、新しい年号へと変わる平成最後の年に当たっています。
従って、今年は平成に感謝する意味を込めて。「福如海」(喜びは海のように広がって幸せなこと)になるものと思われます。(この漢文の抜粋文は、今から30年前に恩師兼身内の(故山家清源先生、剣道、書道、俳句)の年賀状に太い筆で書いてあったものを引用させていただきました。
師の話によると「永平寺に掲げられてあったものと記憶している」とのこと。
平成(1989年)を振り返ると、1990年「湾岸戦争」(当時テレビでの同時放送は本当に驚いた記憶があります。」、1991年「ベルリンの壁崩壊」があり、冷戦戦争の終結でソ連は解体した。ソ連はロシア国となり、中国の共産主義経済政策が行詰まり修正資本主義経済へと変化した結果、今日の自由主義社会が全世界の競争社会を生み出したといっても過言ではない。
米国、2001.9.11「アメリカ同時多発テロ」事件後には、【対テロとの戦い】でアフガン、イスラム国、ISの台頭による紛争は価値観の違いが背景にあることが鮮明となった。
国内では、1995年1月17日(平成7年)「阪神・淡路大震災」、1995年3月20日(平成7年)「地下鉄サリン事件」、2011年3月11日(平成23年)「東日本大震災」(死者1万5893人、行方不明者2553人[2017年3月10日時点])と特徴的なのは、地震・津波そして東京電力の原発事故(人災)は過去に類を見ないほどの未曽有の損害を与え続けている。2018年7、10月「西日本地域の豪雨」、「台風21号」、「北海道胆振東部地震」等の災害が発生した。
国内の貧困率が高まっていて、6人に1人の割合と言われている。
この様に、平成は災害や国際問題が多く横たわる混沌とした爪跡が残った。特に2017年1月20日米国のトランプ大統領就の言動は世界の動向が常に注目される様に世界は混沌として更に紛争が続いていく種でなければいいがと危惧している。この様な、困難な課題の中、常に国民一人一人に言葉をかける皇后両陛下の姿があったことを記憶にしっかり留めたい。