<入居者が喜ぶ設備について>
●<入居者が喜ぶ設備について>
今回は入居者(特に女性)の方が、喜ぶ設備のご紹介です。
最近では、多くの賃貸アパートやマンションに設置されております。その背景として、花粉(この時季悩まされている人も多いと思います。)や単身者の方にも支持されています。「外のベランダに洗濯物を干すと花粉が付いてしまう…。」また、「外に干して外出している間に雨が降ってきたらどうしよう…。」等の問題があります。そこで役立つのが「★室内用物干し」となる訳です。当然室内なので、花粉やホコリ、天候に左右されずに洗濯物を干したまま安心して外出することができます。
近頃、物件を探しているお客様より「室内用の物干し掛けはありますか?」と聞かれることが多くなってきています。この室内用物干しにはいくつかの種類があり、①天井から吊るすタイプ、②既存の窓枠に設置できるタイプ(後付可)等、価格に関してはピンきりですが、5,000円位~10,000円位がひとつの目安になると思います。
●<『人は手抜きをする』という法則>
20世紀初頭、フランスの農工学者のリンゲルマンという人物は、「1人で綱引きをする力が100%」とすると…、人員を増やして実験を行いました。人員を1、2人と増やし、その人数によって当然綱引きの力も増えて行くはずでした。しかし、結果は2人でそれぞれ70%、5人だと49%だったそうです。
人員数が多くなるほど、1人当たりの能力は低下するものということが分かりました。前述のようなことを『社会的手抜き・リンゲルマン効果(現象)』と呼ばれている。
では、このような仕組みを改善するためには一人一人の働き方を可視化し、役割分担を個々に明確にして責任を負わせることで解決への途に継げて行く方法がポイントになるという仕組み解明するヒントを与えた。
●〈ちょっと一休み〉
今年の気候も様子がおかしいですね。3月14、15日には仙台では20℃前後まで気温が上昇して4月下旬~5月並みで初夏の様に感じ、季節の月日の流れがあまり感じられずにおります。
話は変わりますが、春の俳句の代表作を2句程ご紹介させていただきます。
1)江戸時代中期:俳人・画家の与謝蕪村・・・「 春の海 終日(ひねもす)のたり のたりかな 」 季語は「春の海」、ひねもすとは「終日や一日中」という意味で「のたりのたり」はゆるやかな波の様子。
2)江戸時代前期:俳人の松尾芭蕉・・・「 行く春を 近江の人と 惜しみける 」 季語は「行く春」。(現代文に解釈すれば原文のままですが、「通り過ぎる春を 近江の人とともに 惜しんだことだよ」)
句意:春光うららかに打ち霞む琵琶湖の湖上に、去りゆこうとする春の情緒がたゆとうている。この春を、自分はこの近江の国の人々とともに、心ゆくばかりに惜しんだことだ。 因みに句中の「行く春」と動的な表現の言葉を最初に詠んだのは紀貫之であります。紀貫之の和歌「花もみな 散りぬる宿は 行く春の 故郷とこそ なりぬべらなれ 」(現代文に解釈すると、「花もすべて散ってしまったわが家は 過ぎ去って行く春の 旧跡になってしまったようだ。 」)
この他にも春を詠んだ句や和歌があり、多くの方に親しみ深いものもあるかと思います。
子供の歩幅程に春めいて来ました。短い春を謳歌しましょう。