〈仙台七夕祭りの裏方について〉
1.<仙台七夕祭りの裏方について>
今年の仙台七夕祭は例年にも増して雨に見舞われてしまいました。
仙台七夕には雨がつきものだと言われていますが・・・。それにしても今年の夏は記録的な雨の連続でした。その影響か、七夕の見物客数は例年に比べ約40万人減少した。
ところで七夕祭の行事は中国の乞巧奠(きこうでん)という星祭りに由来していて、これを仙台七夕としての祭りが始まったのは、今から400年前に伊達政宗公が京都から仙台へ伝承したのが始まりと言われております。
七夕飾りには7つが基本とされています。それは次のとおりです
1.吹き流し(※1) 2.折鶴 3.短冊 4.紙の着物 5.投網 6.屑かご 7.巾着
でそれぞれ願いが込められている。
七夕祭りの作成は各店毎に従業員さん等が半年から1年の時間を費やして備えて来ている。
特に時間がかかるのは折鶴(家族の長寿を願うもの)だ!とのこと。飾に使用する和紙は、全国的に年々少なくなって来ていて高級なものになってしまった。加えて、和紙を漉く職人も減ってしまっているのが現状です。
仙台七夕で使用される和紙の多くは鹿児島県や四国地方の徳島県から取り寄せているとのことです。
その紙を前記テーマ毎に型を合わせとり裁断するとのことで、この裁断する時は高級な和紙だけに神経を使うとの事でした。
七夕祭の裏方が忙しいのは8月4日と5日で早朝5時頃に大型トラックで運ばれて来た孟宗竹を各お店の前に七夕飾り用の紐をも一緒に取り付けし、同7時の一般の通行時間帯までにゴミなどが残らないように清掃して終える。
終了日の翌日(8月9日)の早朝2時頃から取外し朝5時までは全て完了する。なお、飾り物の一部は仙台市役所や福祉施設等でも展示に使用する。
孟宗竹は約50㎝に切って鹿児島の製紙工場まで運搬して紙パルプとして再生され名刺等に活用されている。
これらのように裏方の心のこもった作業があってこそ、仙台の風物詩となっているのではないでしょうか。
2.<仙台市内土地売買と賃貸住宅の流通動向>
仙台市内の土地(住宅用地)は明らかに土地不足が続いている。弊社仲介の80坪の更地(宅地)情報をインターネット上で流したところ、翌日にハウスメーカーを中心に1日で7社からの問い合わせが入った。しかし、販売区画は1区画のみの売買でしたので一番先に買いたいとする「購入申出」があった方との手続となったため、他の業者へは紹介不能となった。弊社に於いても目を丸くしての対応となった。この様に現在仙台市内での土地不足が続いている。
従って、資本力を有するハウスメーカーは古家付を住宅用地として取得し、自ら解体、更地に手を加えての取得が出て来ている。この場合は当然(土地価格-建物解体費用)=(取得価格)となります。明らかに建物解体に向かず築20年位の物件の流通は若干厳しい。
3.<伊達ももの里マラソン完走>
小生は8月27日第57回伊達ももの里マラソン大会に参加し、完走することができました。今年は雨続きでしたが当日は気温も28℃と例年に比べても涼しく、ランナーにとっては走りやすかった。今回のマラソン参加者数は8,700名と年々ランナーが多くなって来ている大会です。赤く派手な色が着られるのはランナーの特権かも知れません。