<謹賀新年>
<謹賀新年>
皆様に於かれましては健やかに初春をお迎えのこととお慶び申し上げます。
どうぞ本年も宜しくお願い申し上げます。
1.<空家対策>『国土交通省は空き家対策に助成金』
国土交通省は中古住宅の流通促進に向け「助成金補助」制度を設け制度の後押しを本格化させる。この制度は現在820万戸とする空き家解消対策としての中古住宅流通を活発化させるため必要が高いとの判断の基に様々な施策を打ち出した。売り手には買主が安心して購入してもらうため「品質維持」の補助金などの制度を設けた。例えば、リフォームやインスペクション(住宅診断・雨漏・白蟻等の欠陥)が見つかった場合の補償や修繕の補助金制度。リフォームの場合は一戸当たり最大100万円を支援する。
購入者は安心して中古住宅を買うことへ期待が生まれる。さらに品質維持、リフォーム等の修繕、耐震診断に基づく補強工事を経た中古住宅は金融面で優遇金利の住宅ローン制度を活用することも可能となる。
さらには、中古住宅の購入者が購入住宅を金融機関の担保に入れることで生活上の資金を調達できる※1「リバースモーゲージ」などの金融商品へと活用の幅が広がる点も重要です。
<課題>
課題としては①「査定価格が適正」に行なわれるか、②中古住宅が地域ごとに評価の傾向が違っている現実と③家を手入れすれば資産となるか④金融機関の地方銀行や信用金庫の評価基準や対応が広がるか等々の課題解決が必要となる。
2.<公的な場所での活動報告>
小生は定期的に公的な場所(仙台市区役所)での不動産(相続等)の相談員として様々な相談を受けております。ご相談の内容の一部をご紹介させていただきますと今年は新年早々に80歳代の高齢者が相談に来られました。
(1)①相談内容は仙台市の南地域にマンション(築35年程)一棟を所有していて、自ら維持管理にあたって来ているが、もう体が思う様に動かなくなって来ている。階段の上り下りの際には膝や腰の痛みが日々大変なので、息子(埼玉在住)に相談したところ、売って現金にした方が良いとも言われて困ってしまっているのでどのようにしたら良いのでしょうか等。
②「持家を売却」したら良いか?それとも寒いので・「建替え」が良いのか?・「売却」して老人ホームへ入所した方がいいのか?等切実な悩む相談も多くなって来ています。
これらは皆等しくいずれは到来する内容でもあります。相談者と言えども相談者の言葉に頷きながら聞いています。相談者の中には何回も相談に来る方も居り相談の内容は全く同じですが将来が心配だから・・・という方もいます。
あるいは、相談者にはこれまで疎遠だった「甥や姪」がしげしげ足を運んできている。資産を不当に狙って急に温泉へ泊まりに連れられ、その際に「役所への提出書類だから、住所や名前、実印を押して」と言われ数枚の書類に記したがその内容が分からないまま、署名、捺印したという方も来られました。この様なときには直ぐに弁護士さんへ関係書類を持って行って相談して下さいと助言をしますが、本当に世の中は安心して暮らせない悍ましい社会へと進んでいる様な気がしております。
今年一年間は安寧な年である様に祈って「井の中の蛙大海を知らず」ではありますが頑張って情報を発信して参りたいと思いますのでどうぞお付き合いの程宜しくお願い申し上げます。
「逆抵当融資方式」と言われるもので高齢者などが自己の持家を担保にして生活資金等の融資を受け、本人が死亡したときに遺族が持家の売却代金で一括返済することが一般的です。
この特徴的なのは本人がそのまま自宅に住み続けることができ通常のローンが借りにくい高齢者でも持家があれば利用できる点で活用者が急増している。しかし、制度の活用は銀行など各々に違う商品がありますので家族とも相談のうえ、個々の資産と合わせて検討して行くべきでしょう。