分譲住宅市況
1.<ローコストの分譲住宅80棟売れず!!>
某ハウスメーカーの分譲住宅が苦戦を強いられてきている。このハウスメーカーは3.11の東日本大震災前の分譲売り出し価格の標準価格が2,000万円前後の価格帯でした。
また、売買の客付はアットホーム社を通じて不動産会社の協力を得るなどして早期売却してきた。しかし、震災後は販売価格を300万円~500万円加算し2300万円~2700万円(一部3000万円台有)と改訂し売り出した。もちろん他の不動産会社の協力を得ずとも多くの物件が瞬く間に飛ぶように売れた。
だが、昨年の9月頃から購入予定者が減速し始め、今年8月には80棟のストックが生じている。従って相当値引き(300万円~500万円)をして在庫処分するのではないかと言われている様だ。
2.<住宅用地の引き合いは強い>
当社仲介物件の「旭ヶ丘」2区画(①60坪1,580万円 ②68坪1,800万円)いずれも更地は8月8日に所有者から依頼を受け直ちに現地に看板設置するとともにネット上にも土地の情報を掲示した。直後からハウスメーカー、個人客らから照会(約15件)を受け2件とも決まった。地下鉄沿線物件はやはり動きが早かった。
お客様の多くはこの地域で探してきたとのことでした。購入者の質問事項は地盤に関することで、「3.11震災で地滑り等の被害があったのでしょうか?」とすることでありました。いずれの土地も地滑り等はありませんでしたが、ヒビ等が発生したため擁壁工事を施工した。加えて、この擁壁工事は法律に基づいて仙台市が「鉄筋コンクリート」又は「L型擁壁」で施工した旨を説明しております。