平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
誠に勝手ではこざいますが、当社の年末年始休業を下記の通りとさせていただきますので、ご案内申し上げます。何卒ご理解頂きますようお願い申し上げます。
ご迷惑をお掛け致しますが、宜しくお願い致します。
※1月6日(月)より通常営業の予定です。
労働形態や賃金等の変遷
Ⅰ.〔被災地域に於ける労働形態や賃金等の変遷〕
1)当社の仲介で土地を購入したA社は今年5月上旬宮城野区内の土地2,475㎡(750坪)「田」の埋立て工事を行うこととなり、当社の知り合いの業者にその工事の見積もりをお願いすることにした。ところが、埋立て工事のためのダンプカー運転手が不足しており、その確保が必要で人集めに奔走することとなった。
2)ダンプカーの運転手(若い人)の多くは東日本大震災復興地へ流れてしまっていて、その影響をもろに受けているとのことであった。
3)復興地で働く人は長期間の雇用で給料も30万~32万(1ヶ月)で向う3年~5年位は安定して仕事が続く可能性が高い。
4)仙台市内に於いて同種の給料はほぼ同額であっても雇用期間が短期であるため不安定との理由で敬遠されている。
5)一方、個人事業者や60歳代後半の人は単価の高い仕事と選ぶとのことであったため今回は少々割高となったが何とか確保することができ、6月5に無事完成、引き渡すことができた。
6)時代の変化が著しく早いとは言っても人の根本は経営や、人生の奥義を学んで日々の事業活動に活してきている。人材の確保が思いもよらぬ厳しい状況の中でもこの様に無事予定通り工期を守れる結果となりました。当社の旧知の大先輩に対し、改めて敬服する次第である。
Ⅱ〔新人弁護士が他の事務所の「間借り代」あるいは「席代」を支払っていることが仙台の地でも現れた。〕
1)これまでは、新人弁護士は入所先の法律事務所から27万円前後の給料をいただいて、事務のイ、ロ、ハを教わり、そして2、3年後に顧客を分けてもらうなどをして独立するとするのが一般的であった。
2)しかし、昨年からは入所先へ「席代」を支払って実務の研修等を教えてほしいと願って所属する珍事が起こっている。
3)これらの背景には、司法制度改革の影響で弁護士の数の増加と法律事務所に既に入所して独立するまでの数がダブってしまい、受け入れすることへの経済的、物理的に困難となって来ている状況にある。
4)この様にこれまでの労働形態の形が「労働の対価としての役務の提供をするのか、あるいはご教示を得るのかの有無等によって異なる結果となっている。」が変化して来ていると考えられる。
Ⅲ〔みなし仮設住宅の解約毎月200戸前後ずつ(宮城県内)〕
1) 昨年9月頃から単身者(・・・)用居室の空室が仙台市内の賃貸住宅市場から出て来ていたがさらに進んで来ている。
2)その要因は震災復興関連で全国から人が集まっていた企業関係者が多かったがこれまでのガレキ撤去は既に終わり、今はそのガレキ撤去以外の業種で、他県からの復興への支援活動、土木や住宅関係者の減少(正確には仕事はあるが入札不調で仕事の受注ミスマッチング等)に伴う要因です。
3)災害住宅に関しても宮城県は平成27年度までに1万5000戸供給すると発表して来ているが、実際には全戸分は未達成の可能性がある。しかし少しずつでも災害住宅の完成によってみなし仮設住宅から災害住宅へ住替えて来ている様だ。
4)来年度の全戸完成できないその要因は「人件費」や「建築資材」等の高騰で「入札不調」等で計画とおり進んでいないためです。従って「みなし仮設住宅」の解約は、少しずつ進むことにはなりますが、これらと関連する2020年度東京オリンピック事業等で被災地に於いて人材の確保がさらに難しくなることも加わってくると見ています。よってみなし仮設住宅完成と民間の借り上げ住宅の解約は当分現状のまま、ゆっくりと進む可能性が高いでしょう。
Ⅳ〔千年の森植樹祭〕
1) 先日、5月31日(土)に宮城県岩沼市で行なわれた植樹祭に参加してきました。今回の植樹祭には、約5000人のボランティアの方々や米米CLUBの石井竜也さんや宮城県出身の女優、鈴木京香さんも参加されました。