これからの賃貸事業は「入居が継続される」事業物件に移行するだろうと言われています。
全体としては、法人関係の移動が少なく、日本経済の不振が賃貸住宅市場にも影を落としている。
ここ数年前から転勤などの動きが、機械的・事務的に行われてきたものが、今は基本的な動きは従来どおりではあるものの、必要に応じての対応となってきている。
動きが弱いとは言っても、今年は法人関係の動きが早かった。
・青葉区(三越近く)の賃貸マンション1LDK、賃料8万円~9万円、オートロックセキュリティが支持されている。
・同(上杉)の賃貸アパート1K、賃料48,000円~53,000円は、昨年より賃料を約1万円下げたところ、申込が相次いでほぼ満室となった。
・同(北仙台)賃貸マンション2DK・3LDK、賃料約66,000円~90,000円は、学区や交通の要所などの要因で残り少なくなってきた。
中心部以外は、毎年その後に波及してくる。
1Room~
マンション・・・4.5万円~5.3万円 アパート ・・・3.6万円~3.98万円
戸建 ・・・ -
1LDK~
マンション・・・5.9万円~7.4万円 アパート ・・・4.9万円~5.1万円
戸建 ・・・ -
2LDK~
マンション・・・7.1万円~9.4万円 アパート ・・・5.8万円~6.3万円
戸建 ・・・8.4万円(一戸)
3LDK~
マンション・・・8万円~14万円 アパート ・・・6万円~7.3万円
戸建 ・・・9.1万円、9.9万円(各一戸)
これからの賃貸事業は、(公定歩合1.90%+固定資産税+管理費用+安定5年~10年)と入居が継続される事業物件に移行するだろうと言われてきています。
新聞・テレビ等での全ての情報は、日本全国暗いものばかりで、みんなが過剰に萎縮している様に思えてならない。確かに、今の現状を直視すればそう思えるのも当然かもしれない。
しかし、
?日本の企業に、今回の原因となる直接的な責任は見当たらない。
?バブル崩壊後、自らの努力で不良債権を処理して来た経験者である。
?日本のアメリカによる原子爆弾投下で国土荒廃したが、戦後の復興によって世界に類を見ない程のスピードで世界と肩を並べる国になった。
?日本は、エコやバイコロジーで世界最先端の技術を持つトップの企業も多い。
?昨年は、日本人が4人もノーベル賞を受賞した(物理学 賞3人、化学賞1人)。
?日本人の平均的教育水準が極めて高い。
?アジア(約40億人)の中心国である。
?アメリカを中心とする資本主義が破綻した。
?異論はあるものの定額給付金が行われる。
?日本人は、災害等に乗じて略奪などをしない礼節を重んじる正しい国民である。
この様な我国に対し、オイルダラーを有し、資産運用をしなければならない中東諸国は、その運用先として日本を中心とする企業に投資を 進めてくるだろう。アメリカの市場への投資は、これだけの痛手を負わされたのだから、当分の間は望まないだろう。
この様な投資資金と日本人の勤勉さとで、日本経済は回復することになるものと思料する。
次回は、4月号です。(4月下旬アップ予定)